米Microsoftは8月6日、Apple Watch向けのOutlookアプリ「Outlook for Apple Watch」、Apple WatchとAndroid Wear向けの翻訳アプリ「Microsoft Translator」など最新のウェアラブルアプリを発表した。
Microsoftは米Appleが4月末に発売した「Apple Watch」に合わせ、これまでの間「OneDrive」「OneNote」「PowerPoint」「Skype」「Yammer」などのアプリをApple WatchとGoogleの「Android Wear」向けに公開している。今回これに新たなアプリが加わる。
Outlook for Apple Watchは、デスクトップのメールクライアント「Outlook」の拡張として、Apple Watchで一部の操作が可能になるアプリ。InboxにあるメールをApple Watch上で開いて読み、フラグ、削除、アーカイブなどの操作ができる。
後で表示するように設定も可能で、「Quick Replies」として事前に設定した返信文を送信したり、絵文字を利用したり、音声入力により返信を作成できたりする。未読メールとスケジュールを確認できる「Glance」、メール、カレンダーに関する通知も受け取れる。
最新の翻訳アプリ「Microsoft Translator for Apple Watch」「Microsoft Translator for Android Wear」は、スマートウォッチに向かって話した言葉を別の言語に翻訳できるアプリ。マイク機能を利用するもので、日本語、英語、中国語を含む合計50の言語に対応する。翻訳された言葉の発音がわからない場合は、読み上げ機能を利用して音声にできる。スマートフォンと連携して利用でき、スマートフォンのキーボードで入力して翻訳することなども可能。翻訳のブックマーク化、よく利用する言語のピン留めなどの機能もある。
これらに加え、「Wanderlust for Apple Watch」「OneNote for Android Wear」「OneDrive for Android Wear」などについても最新版を公開している。アプリはApp StoreとGoogle Playより入手できる。