楽天は6日、2015年12月期第2四半期累計(2015年1~6月)の連結決算を発表した。それによると、税引前利益は前年同期比23.6%増の540億8,400万円となった。

ネットサービス・金融事業で業績順調

売上収益(売上高)は同20.0%増の3,320億600万円、営業利益は同23.5%増の552億8,900万円、四半期利益は同18.7%増の277億1,400万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は同20.3%増の277億7,200万円となった。

連結経営成績(累計)(出典:楽天Webサイト)

楽天市場や楽天トラベルなどの国内サービスでは、前年に発生した消費増税前の駆け込み需要に伴う影響があったものの、スマートデバイス(スマートフォンおよびタブレット端末)向けのサービス強化や、「楽天スーパーSALE」といった大型セールイベントを実施し、業績は順調に推移したという。

楽天市場などインターネットサービスセグメントの売上高は同19.9%増の1,989億700万円、セグメント利益は同25.7%増の358億9,000万円。楽天カードなどインターネット金融セグメントの売上高は同21.5%増の1,350億3,600万円、セグメント利益は同54.7%増の327億9,900万円となった。

通期の業績予想は、株式市況の影響を受ける証券業を除き、前期のNon-GAAP営業利益を上回ると見込んでいる。