東芝ライフスタイルは6日、3,840×2,160ドットとなる4K対応の業務用85V型液晶ディスプレイ「TD-U8522」を発表した。狭ベゼルと、ファンレス設計による静音性が特長で、タッチパネル搭載モデル「TD-U852TS」もラインナップする。出荷開始日は通常モデルが10月下旬、タッチパネル搭載モデルが11月下旬。価格はオープン。
85V型と大画面ながら、上下左右とも21.2mmの狭ベゼルでスリムな外観を実現した。本体はファンレス設計により静音性が高く、機械的な動作を省いたことで故障リスクも低減。縦置きと横置きの両方に対応し、想定用途はショッピングモールの製品表示やビル内の案内図表示など。
搭載する4基のHDMI端子に別々のフルHD映像を入力することで、4分割のマルチ画面表示も可能。24時間連続稼働に対応し、液晶パネル焼き付き防止機能、周囲の明るさを感知してディスプレイの明るさを自動調節するセンサーなどを搭載。RS-232CやLANで、PCと接続することで、外部制御も行なえる。タッチパネル搭載モデル「TD-U852TS」では、赤外線遮断検出方式で最大6点までのマルチタッチが可能。
画面輝度は500cd/平方メートル、コントラスト比は3,000:1、消費電力は平均520W。映像入力端子はHDMI×4、Displayport×2、D-Sub×1を備える。本体サイズはW1,926×D1,109×H105mm、重量は98kg。対応OSはWindows 7 / 8、Mac OS X、Linux。