東芝は5日、10.1型デタッチャブルノートPC「dynabook tab S60」をはじめとした、Windows 10搭載のビジネス向けPC8機種を発表した。「dynabook tab S60」は9月下旬以降、そのほかのモデルは8月21日から順次販売開始する。価格はオープン。一部のモデルはWindows 8.1およびWindows 7 Pro(SP1)へのダウングレードに対応する。
「dynabook tab S60」は、7月29日にリリースされた最新OS、Windows 10 Proを搭載した10.1型ノートPC。画面解像度は1,920×1,200ドットのWUXGA。コンシューマ向けでは「dynabook N40/TG」として展開しているモデルとなる。
プロセッサには、大画面スマートフォンやタブレット端末向けのCherry Trail(開発コード名)ことIntel Atom x5-Z8300(1.44GHz)を採用。メモリは2GB/4GB、ストレージは32GB/64GBを選択できる。主なインタフェースはmicroUSB×1、microHDMI×1、microSDカードスロットなど。通信機能は、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth。カメラ機能は前面が200万画素、背面が800万画素。
本体サイズはW258.8×D9.1×H178mm、重量は約552g。バッテリ駆動時間は7時間。バッテリ内蔵の専用キーボードドック付属モデルも用意する。
このほか、Windows 10 Pro搭載ビジネス向けPCとして、12.5型タブレット「RT82」、キーボードドック付き12.5型2-in-1 PC「dynabook R82」、13.3型ノートPC「dynabook B63」、14型ノートPC「dynabook R64」、15.6型ノートPC「dynabook B35」「dynabook B65」「dynabook B75」も同時発表された。想定売価と発売時期は下記の通り。
左から順に、12.5型タブレット「RT82」/キーボードドック付き12.5型2-in-1 PC「dynabook R82」/13.3型ノートPC「dynabook B63」/14型ノートPC「dynabook R64」/15.6型ノートPC「dynabook B35」「dynabook B65」「dynabook B75」 |
モデル名 | 想定価格(税別) | 発売日 |
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dynabook Satellite B75 | 278,000円~ | 8月21日から順次 |
dynabook Satellite B65 | 213,000円~ | |
dynabook Satellite B35 | 208,000円~ | |
dynabook R64 | 271,000円~ | |
dynabook R63 | 282,000円~ | |
dynabook R82 | 245,000円~ | |
RT82 | 200,000円~ | |
dynabook Tab S60 | オープン価格 | 9月下旬から |
同社は合わせて、Windows 10 Proを搭載したPCの新規導入、および既設PCのWindows 10 Proへのアップグレードを支援するサービスの提供も開始する。同サービスは、独自ツールにより、既存PCのネットワーク設定や保存データを新規のWindows 10搭載PCにスムーズに移行したり、既設PCWindows 10 Proにアップグレードしたりするもので、他社製PCにも対応。また、同社の暗号化ソフト「Smart DE」もWindows 10に対応し、新規に販売を開始している。