ジェイアイエヌは、10月発売予定のメガネ型デバイス「JINS MEME」対応アプリのアイデアを公表した。アプリのアイデアコンテストやハッカソンイベントから出てきたアプリのアイデアで、メガネ型デバイスならではのコンセプトが数多く見られる。
今回公表されたアプリアイデアは、アプリアイデアを募るコンテスト「JINS MEME DEVELOPER IDEA PITCH CONTEST」、過去3回にわたって行われたハッカソンイベントで生まれたもの。コンテストではこれまで述べ350作品以上の応募があり、ハッカソンでは平均約2日で参加者同氏がアイデアを持ち寄り、アプリを制作したという。以下、コンテストおよびハッカソンでのアイデアを紹介する。
「JINS MEME DEVELOPER IDEA PITCH CONTEST」作品
「病気予兆検知アプリ」は目の動きの変化から病気の予兆を察知する。眼球が細かく震えると糖尿病、左右の目の動きが異なると脳梗塞など、目の動きに着目し、病気の予兆を察知し、アラートで知らせてくれるという。同アプリはニックネーム(以下のアプリも同)岩野真理子氏の作品。
「ZAZEN」は目や体の"動き"ではなく"静止状態"に着目したアプリ。座禅には、正しい姿勢で行うための訓練が必要とされ、座禅中の姿勢、視線の角度、眠気などをチェック・フィードバックする。正しい座禅を行うためにサポートするという。sawaccio氏の作品。
「Virtual Runner」は単調なランニングマシーンでのトレーニングを楽しく快適にするアプリ。山道、公園、遊歩道などのコースの選択のほか、速度、傾斜、音楽を自由に選択できるという。走行距離やスピード、心拍数などのデータも記録できる。Blaine Leckett氏の作品。
「Leave ME Alone」はチーム内のメンバーの"集中度"を一元管理するアプリ。JINS MEMEをかけることで"集中度"を測定。メンバーの集中度が下がった場合に、休息を促すメッセージが送信される。ボーノ氏の作品。
「iSafe」は子供を犯罪から守るアプリ。まばたきするだけで警察やセキュリティ会社に通報、犯人に気づかれることなく、現在の位置情報や音声情報までをリアルタイムに知らせてくれる。野村壮太郎氏の作品。
「みまもる JINS MEME」は体の傾きをJINS MEMEの6軸センサーで、胸部の傾きをスマートフォンで検知し、一定時間異常どちらかの角度に異常があると、倒れている可能性があると判断し、スマートフォンがアラートとともに第三者へ連絡する。エイジ氏の作品。
ハッカソン作品
「Eye Sync」は合コンなどの出会いの場で使用するアプリ。いかに相手を見つめ続けられるかという、想いの強さを競うゲーム機能、目の瞬きなどのシンクロ率からお互いの相性を測定する2つの機能がある。Team F(以下チーム名)の作品。
「今、目合いましたよね?」は、ライブ会場のアーティストの視線をリアルタイムで可視化するアプリ。視線の先にいる観客には、スマートフォンの付属品が光るなどの通知が届く。レコチョク'Sの作品。
「あるくさらうんど♪」は、JINS MEMEをかけながら歩くと、歩くごとに効果音が鳴るアプリ。リアルな地図と連動し、歩いた分だけ地図上にレイヤーが重なるようにRPG風の地図が自動生成される。1日歩いたら、コミュニケーションロボット「BOCCO」に歩数とログで採取した健康状態を報告。コンディションによって、BOCCOが変化したり、アドバイスがもらえる。陣'sの作品。