女優の木村文乃、俳優の青木崇高が5日、都内で行われた、WOWOWの連続ドラマW『石の繭』(16日スタート 毎週日曜 22:00~)の制作発表会に出席した。

連続ドラマW『石の繭』の制作発表会に出席した木村文乃(左)と青木崇高

本作は、麻見和史の警察小説シリーズ「警視庁殺人分析班」の第1作を実写化したクライムサスペンス。父の後を継ぎ、警視庁捜査一課の刑事になた如月塔子(木村)は、猟奇殺人事件を担当する。セメントで固められた犠牲者を調べるうち、犯人の本当の狙いが浮かび上がり――というストーリーで、木村が初の刑事役に挑んでいる。

劇中のパンツスーツで登場した木村は、「塔子も刑事として初めてのことばかりが起こるので、うまくリンクできたらと思った」と初めての刑事役の感想を語りつつ、「塔子は、今まで演じた役の中で1番女の子っぽい。感情の揺れを演じるのは大変だった」とこれまでにないキャラクターに苦心した様子。そんなヒロインを演じた木村を、内片輝監督は、「刑事の目になってた。緊張感があるシーンが多かったけど、上手くオンオフをつけて現場で楽しんでました」と笑顔で称賛した。

また、青木をはじめ、段田安則、渡辺いっけいら男性陣の中で紅一点だった木村は、「男性も井戸端会議に入ったら、男の子になっちゃうんだなとニコニコしながら見てました」と和やかに行われた撮影を振り返ってにっこり。一方、塔子の指導役を演じた青木が、「今まで演じてきたキャラと違って、クールに物事を俯瞰で考えているキャラ。自分の中では挑戦だった」と役どころを語り、「理論でビシビシ指導するのは自分にはない。塔子は甘ちゃんだから、地だったら手が出そう(笑)」と正直な気持ちを暴露すると、木村は、「怖い! 怖い!」と苦笑いしていた。