NTTドコモ、ファミリーマート、石川県金沢市の大和タクシーの3社は5日、コンビニエンスストアがタクシー乗り場となるタクシーサービスを、2015年8月7日から石川県内のファミリーマート42店舗で開始すると発表した。北陸地方では初展開となる。

地方交通網の縮小やドライバー人口の減少に対応

同サービスは、地方におけるバス・鉄道路線の廃止、縮小や、高齢化社会の進行に伴うドライバー人口の減少といった社会的背景を受けて行うもの。

2012年4月から9月にかけて、福山両備タクシーカンパニーと広島県福山市内のファミリーマート17店舗にて実証実験を実施。その後、2013年8月からラッキー自動車と福岡市内のファミリーマート31店舗にて本格的にサービス展開を開始し、2014年9月からは北九西鉄タクシーと北九州市内のファミリーマート28店舗にてサービスを開始している。

利用イメージ(出典:ファミリーマートWebサイト)

今回のサービスは、石川県内のファミリーマート42店舗に、大和タクシーを呼び出すことができるドコモの通信モジュールを搭載した専用電話(通話料無料)を設置。タクシー利用者は、受話器をあげるだけで、配車受付センターへ電話をかけることが可能で、居場所を伝えなくてもタクシー配車を依頼することができる。

サービス実施店舗(出典:ファミリーマートWebサイト)