厚生労働省は5日、2015年5月分の被保護者調査の結果を発表した。それによると、5月時点の生活保護受給世帯は前月比1,601世帯増の162万2,525世帯となり、過去最多を更新した。増加は2カ月ぶり。前年同月比では1万9,432世帯増加した。
生活保護受給者数は減少
生活保護受給者数は前月比1,972人減の216万1,442人で、2カ月連続の減少。前年同月比では1,590人増加した。
世帯別に見ると、高齢者世帯(男女とも65歳以上の世帯、またはこれらに18歳未満の未婚者が加わった世帯)が全体の49.1%に当たる79万3,658世帯(前月79万2,209世帯)でトップ。以下、働ける世帯を含むその他の世帯が27万4,398世帯(同27万4,944世帯)、傷病者世帯が25万5,011世帯(同25万5,089世帯)、障害者世帯が18万7,484世帯(同18万6,917世帯)、母子世帯が10万4,256世帯(同10万4,241世帯)と続いた。