ローランドは、同社が長年培ってきた先進のデジタル技術により、ピアノの基本性能である音、鍵盤、音響システム、デザインのすべてを一新した家庭向けデジタルピアノ「LX-17」「LX-7」「HP605」「HP603」の4機種9モデルを、2015年9月下旬に発売すると発表した。価格はいずれもオープンプライス。

ローランドは、音、鍵盤、音響システム、デザインなど、ピアノの基本性能をすべて一新した、家庭向けデジタルピアノのフルモデルチェンジを発表した(画像はフラグシップ・モデル「LXシリーズ」の黒塗鏡面艶出し塗装仕上げ)

今回のフルモデルチェンジでは、ピアノの基本性能である音、鍵盤、音響システム、デザインのすべてにわたってゼロから再設計。フラグシップ・モデル「LXシリーズ」とスタンダード・モデルの「HPシリーズ」では、演奏と同時にピアノの各部を仮想的に合成し、ピアノ音を一から再構成することで、アコースティック・ピアノの弦や響板など、各部が複雑に干渉しあうことで刻々と変化する豊かな倍音の響きを再現する「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」を搭載する。

また、鍵盤については、木材と樹脂のハイブリッド構造を新たに採用した「PHA-50鍵盤」により、剛性を高め樹脂による安定性、耐久性を飛躍的に向上させた。さらに、デジタルピアノで世界初のMIDI対応Bluetooth機能を装備しており、スマートフォンやタブレットなどのデジタル・デバイスをピアノに無線接続し、音楽アプリや動画のサウンド(オーディオ・データ)をピアノ本体から再生できる(LX-17/LX-7/HP605のみ)。対応アプリは、電子譜面アプリ「piaScore」(iOS対応)、グラフィカルな画面で、ピアノの音や響きなど、好みの音色に調整できる「Piano Designer」(iOS/Android対応)、ピアノに任意の曲データをワイヤレスで簡単に転送可能な「Roland MusicData Browser」(iOS対応)などとなっている。