ドコモ・ヘルスケアはこのほど、リストバンド型活動量計「ムーヴバンド2」のプロモーション用動画「カロリームービー」を、特設サイトとYouTubeで公開した。
人は怖い映像を見ると、心拍数が上昇するほか、呼吸が乱れたり、叫んだりすることで、多くの二酸化炭素を排出するとされている。「体は恐怖や驚きで緊張と弛緩を繰り返すため、カロリーを多く消費する」という仮説に基づき、「見るだけ」でカロリーを効率よく消費するように設計した動画を制作した。
制作した動画をもとに、怖い映像を見ることで、消費カロリーがどのように変化するのか実験を行った。対象者は男女12名。計測には、国士舘大学体育学部教授で医学博士の須藤明治先生の協力のもと、1呼吸ごとの酸素量や二酸化炭素量などの呼気を分析する呼吸代謝計測システムを用いた。
約10分間、動画を見てもらったところ、平均22kcalを消費したことが明らかとなった。この消費カロリーは、体重60kgの人が分速80mで6分(480m)歩いたときに相当する。1時間に換算すると126kcalで、上記と同じ速度で約2.7km歩いたのと同じ程度の消費カロリーになるという。
須藤先生は、「この動画を見た被験者の中には座位安静時の最大5倍(軽いジョギング相当の身体活動強度)のカロリー消費がありました」とコメントしている。
今回公開した動画内には、恐怖映像とともに実際に「カロリームービー」を見た12名の男女の平均消費カロリーをリアルタイムに表示。シーンによってスピードアップするカロリー消費の数値がわかる。ラストシーンでは、ナイトビジョンで呼吸代謝計測システムのマスクをつけて動画を見る被験者たちの様子が映し出されている。
実験動画「"Calorie Movie" 映像でカロリーはどこまで消費できるか?」はYouTubeで公開。特設サイトでは、さらにインタラクティブな体験ができる仕掛けを用意している。
※平均消費カロリーは、12名の被験者の消費カロリーデータを測定したものを平均化し、体重60kg換算で算出したもの