トヨタ自動車は4日、2016年3月期第1四半期(2015年4~6月期)の連結決算を発表した。それによると、売上高は前年同期比9.3%増の6兆9,876億4,800万円、営業利益は同9.1%増の7,560億100万円となり、ともに第1四半期としては過去最高を記録した。自動車の販売数は減少したものの、円安により海外事業の利益が増加したことなどが影響した。

連結経営成績(累計)(出典:トヨタ自動車Webサイト)

自動車の販売台数は12万7,000台減

税引前純利益は同9.5%増の8,452億5,900万円、純利益は同10.0%増の6,463億9,400万円となった。

自動車の連結販売台数は同12万7,000台(5.7%)減の211万4,000台。日本での販売台数は同3万6,000台(7.1%)減の47万台、海外は同9万1,000台(5.3%)減の164万4,000台となった。

自動車事業の売上高は同8.4%増の6兆4,113億円、営業利益は同15.5%増の6,775億円。金融事業の売上高は同24.6%増の4,703億円、営業利益は同28.6%減の701億円となった。

通期の連結業績予想は、売上高が前期比2.1%増の27兆8,000億円、営業利益が同1.8%増の2兆8,000億円、税引前純利益が同3.0%増の2兆9,800万円、純利益が同3.5%増の2兆2,500万円を見込んでいる。