誰しもが心の中に抱えるしこりやこだわり。時にはこれがストレスの原因となって自身を苦しめることがあります。マウイ島にあるケアナエは浄化の力に秀でたパワースポット。潮風に吹かれて祈るだけで浄化の波動で満たされていくそうです。パワースポット・ジャーナリストの千田康史さんにこの地の魅力を教えてもらいました。
豊穣と災禍のはざまで育まれた聖地
ケアナエはハワイ語で魚のボラの意味。もともと農業と漁業の盛んな地で、農作物はタロイモが栽培されていました。その後サトウキビ・プランテーションが起こり、その終わりを迎えた頃、中国からの移民が稲作をこの地で開始しました。しかし、程なくしてハワイ文化の復興運動が起こったことで、再びタロイモ栽培が行われるようになったとのことです。
またこの地には水の神カーネと海の神カナロアが半島の周辺にたくさんの海の恵みをもたらした伝説もあり、これが地名の由来になっているとも言われています。
しかし1946年、この豊かな地は大津波に襲われ、村がほぼ破壊されてしまいました。
このような豊穣と災禍の歴史が浄化パワーを生み出し、祈りを捧げることでバランスの取れた波動で満たされるようになるということです (千田さん)。
※本稿で紹介したマウイ島のパワースポットについては、「癒しのパワースポット4 マウイ島・モロカイ島・ラナイ島編 (スピリチュアル・ジャーニー)」(レイア高橋、千田育 共著、アールズ出版)で詳しく紹介されています。
教えてくれたのは……
Aloha 'Aina Connections 主宰 千田康史 (せんだやすし) さん
パワースポット・ジャーナリスト、アロハ・コネクター。雑誌、書籍などで旅行関係、スピリチュアル関係 (特にハワイのパワースポット) の執筆のほか、ハワイアンの精神性、また海外の遺跡や遺産、歴史や文化などを追求。トークイベントやリトリートツアーを通じてハワイの魅力を伝えるため、日本とハワイを行ったり来たりしています。
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