アイドルグループ・嵐の二宮和也が、2016年新春のフジテレビ系スペシャルドラマ『坊っちゃん』に主演することが4日、同局から発表された。
2016年は、夏目漱石の没後100周年に当たることから、漱石原作のドラマを制作することが決定。21世紀に入り、初めて漱石作品がテレビドラマ化されることになる。
『坊っちゃん』は、漱石の教師時代の実体験をベースに描かれた小説。短気で暴れん坊だが、ウソが嫌いな型破りな江戸っ子・坊っちゃんが、四国・松山の旧制中学校に数学の教師として赴任し、生徒や同僚教師、松山の人々とぶつかり合い、大暴れする姿を描く。
これまで、中村雅俊、宍戸錠、高島忠夫、坂本九、松本幸四郎、津川雅彦といった名優が演じてきた坊っちゃん。今回演じる二宮は「楽しみです。なんでしょう? 楽しみなんです。ド派手なエンターテインメント作品ではないかもしれませんが、小説みたいにページをめくる音が聞こえるようなドラマになれば・・・頑張ります」とコメントしている。
フジテレビの長部聡介プロデューサーは「今、坊っちゃんが持つヤンチャで自由で破天荒だけれど、憎めないというキャラクターを演じられるのは"永遠の少年"・二宮さん以外にはありえません」と、二宮の起用理由を説明。「国民的アイドルであり、日本を代表する俳優である二宮さんが、日本の国民的小説である坊っちゃんを演じてくれることにとても大きな期待と興奮を禁じえません」と語っている。
クランクインは10月の予定。物語の舞台である、愛媛・松山市でのロケも予定されている。