マツダは3日、経済広報センターが主催する「第31回 企業広報賞」において、初めて「企業広報大賞」を受賞したと発表した。「スカイアクティブ」などの環境技術やその背景となる哲学の広報、ならびに社内コミュニケーションの取組みが評価された。

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「企業広報賞」は1984年、企業広報の発展を願って経済広報センターによって創設された賞。毎年、優れた企業広報を実践している企業や経営者、企業広報の実務者が表彰される。今回、マツダが受賞した「企業広報大賞」は、社会から期待され求められているものを見極め、それを経営に反映させるとともに、ステークホルダーに対し企業活動の的確な情報を発信・伝達し、社会に貢献している企業に贈られるものだ。

経済広報センター発表資料によると、選考にあたり、マツダ独自の環境技術「スカイアクティブ」やデザインテーマ「魂動(こどう)」、その背景にあるマツダの哲学・考え方などを「心を表わすストーリー」として表現し、戦略的な広報を実践していることが評価された。また、社内においても、「伝えるまでが自分の仕事」との考えを浸透させ、全社一丸となった企業コミュニケーションに取り組んでいると評価された。

さらに、苦難の時期を乗り越えながらも、地域のプロ野球球団・Jリーグクラブ支援など、マツダが経済・文化両方面で戦後の広島に対して大きな役割を果たしてきたことも選考理由となった。

今回の受賞を受け、マツダ代表取締役社長兼CEOの小飼雅道氏は、「今回の受賞は、マツダの商品やモノ造りの考え方、企業人格を伝えるべく、全社一丸となって地道に取り組んだことを評価していただいたものと認識しています。今回の受賞を励みに、マツダは今後も、さまざまな接点においてステークホルダーの皆様に共感いただけるコミュニケーションに努め、皆様との間に特別な絆を持ったブランドになることをめざしてまいります」とのコメントを発表している。