ガルデルマと塩野義製薬はこのほど、ニキビ経験者600名を対象に実施した「ニキビとニキビ痕(あと)に対する調査」の結果を明らかにした。調査期間は6月5日~8日。
ニキビ治療のために医療機関を受診したか尋ねたところ、32.3%が「ある」(「現在受診している」「受診したことがあるが現在はしていない」の合計)と回答した。男女別で見ると、女性の方が約7%高い結果となっている。
受診理由を聞くと、「きれいに治したかったから」が57.2%と最も多かった。次いで「どんどん悪くなっていったから」(45.9%)、「病院で治療を受けるのが最も良いと思ったから」(39.2%)と続く。ニキビ痕がある人では、「どんどん悪くなっていったから」「市販薬やクリームを試したが良くならなかったから」という理由がニキビ痕がない人に比べて多かった。
ニキビで医療機関を受診しなかった理由について聞くと、「治療を受けなくても自然に治るから」(55.7%)が最も多かった。「ニキビくらいで病院に行くのは大げさだから」(42.1%)、「症状が軽いので病院に行くほどでもないから」(41.9%)、「ニキビは洗顔や市販薬で治るから」(38.9%)など、ニキビ治療を軽視している回答が多くを占めた。
ニキビについての思いや考えについて尋ねたところ、「ニキビを潰すと、ニキビ痕になると思う」の同意率は87.5%、「ニキビは治療より予防の方が重要」の同意率は82.3%だった。77.2%は「軽いニキビであればニキビ痕にならないと思う」と回答しており、8割近くがニキビ痕に関する誤った認識をもっていることがわかった。
現在あるいは過去のニキビに対する対処に満足しているか聞くと、受診経験者の61.3%が対処に満足していると回答した。一方、未受診者の自己流ケアに対する満足度は50.7%と、受診経験者の方が満足度が高い結果となった。
ニキビに対する対処に不満足な理由については、「ニキビ痕が残ったから」(59.3%)が最も多い。次いで「ニキビが再発したから」(39.6%)、「完治するまでに時間がかかったから」(31.3%)となっている。未受診者では特に「ニキビ痕が残ったから」という理由が65.5%と際立って高かった。