CSのファミリー劇場で9月17日から3週にわたって放送する『Mr.マリック超魔術シリーズ』の取材会が30日、都内で行われ、超魔術師のMr.マリックが出席した。
ファミリー劇場で9月17日から放送する『Mr.マリック超魔術シリーズ』は、1988年に日本テレビ系『11PM』で衝撃のデビューを飾ったMr.マリックが、翌年から制作した同局の『木曜スペシャル』で、超魔術の数々を披露しながら日本中で超魔術論争を巻き起こした人気シリーズ。今回26年振りのオンエアで、3週にわたりシリーズ第3弾(9月17日 21:00~22:30)、シリーズ第6弾(9月24日21:00~22:20)、シリーズ第8弾(10月1日 21:00~22:30)を放送する。
当時着用していた黒い服装姿で登場したMr.マリックは、取材会の前にスプーン曲げを報道陣に披露しながら「ハンドパワーです!」、「来てます!」といった懐かしいセリフで場を盛り上げた。26年ぶりのオンエアには「まさかこんな日(再び放送する日)が来るとは思いもしませんでした。小学生の孫が3人おりまして、これで孫の代にハンドパワーを見させることができて本当に幸せです」と好々爺の一面を見せつつ、一大ムーブメントを巻き起こした超魔術を「カメラトリックを使わない、サクラを使わない、ライブでやる、の3つをとことん守ってきたから今こうして残れたと思います」と分析。だが、かつての自分を「あの時代だからああいう格好が似合ったのかな。とにかく怪しすぎますね。胡散臭い(笑)」と照れ笑いを見せた。
また、当時は一般人が自宅に押しかけたそうで「競馬やパチンコを当てたり、最後は宝くじを当ててくれと。本当にあると思ってお金を持ってくるんです。さらに、家に帰ったら賛美歌を歌っている人や『私と結婚するんです』とお告げがあったという人まで色々。うちの家内がいるのにですよ。その都度近所の警察に届けましたけどね(笑)」と懐かしそうに振り返りながら「テレビ史上かつてない不思議な番組だと思いますので、楽しんで見ていただければと思います」とアピールしていた。