マイボイスコムは7月31日、家庭用エアコンに関するアンケート調査結果を公表した。現在のエアコン所有率は9割強であり、そのうちの4割以上が3台以上を所有していることがわかった。
同社では定期的に「家庭用エアコンに関するアンケート調査」を行っており、今回は2013年に行った前回の調査以来、2年ぶり7回目の調査となる。
調査ではまず、自宅のエアコン台数を聞いた。結果は「1台」が最も多く22.4%、「2台」が22.8%、「3台」が20.9%、「4台」が12.3%、「5台」が7%、「6台以上」が4.4%、「持っていない」と回答したのが8.1%だった。過去の調査と比べると、エアコン所有率は全体で0.5%減っているが、1~3台の所有率は2.6%増えている。
また、持ち家一戸建て居住者では、3台以上のエアコンを所有している人が6割強いたのに対し、持ち家集合住宅居住者は「2台」「3台」が各3割。また、北海道ではエアコンの所有率が3割弱だった。
主に使用しているエアコンのメーカーについて尋ねると、「パナソニック」が19.3%、「ダイキン」が16.4%、「三菱電機」が12.6%、「日立」が10.6%、「東芝」が10.5%。エアコン購入時に重視するポイントについては「価格」が最も多い68.1%で、「ランニングコストの安さ」(49.6%)、「性能・パワー」(48.2%)、「メーカー・ブランド」(42.7%)と続く。2011年に行った前々回の調査以降、「省エネ(節電)」「環境への配慮」は減り、「メーカー・ブランド」「大きさ」「生産国」は増加傾向にある。また、「省エネ」「手入れのしやすさ」「大きさ」を重視すると回答したのは、女性高年代層が多くなっているという。
エアコンを購入する場合、基本機能のほかにほしいと思う付加機能についても調査した。「フィルター自動洗浄」と回答した人が最も多くて49.2%、次が「自動掃除機能(自動熱交換器洗浄)」の35.8%。「フィルター自動洗浄」や「内部乾燥」「除菌」を望む声は、女性が男性を10ポイント以上上回っている。なかでも「フィルター自動洗浄」「自動掃除機能」など掃除に関する項目は、女性高年代層で比率が高い傾向にあった。一方、女性若年層は、「加湿」「うるおい機能」といった乾燥防止に関する項目の比率が高くなっている。
本調査は、全国の男女10,835名を対象に、家庭用エアコンに関する調査を実施したもの。調査方法は、同社が提供するアンケートサービス「MyVoice」によるインターネット調査。調査期間は2015年7月1日から5日まで。