総務省は31日、2015年6月の「家計調査報告(2人以上の世帯、速報)」を発表した。それによると、1世帯当たりの消費支出は26万8,652円となり、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比2.0%減少した。前年を下回るのは2カ月ぶり。
被服および履物は13.3%減
消費支出の内訳を見ると、前年同月比(実質)は全10項目中、3項目で増加、7項目で減少。減少した項目は、被服および履物が前年同月比13.3%減の1万737円、住居が同4.1%減の1万8,748円、教養・娯楽が同1.9%減の2万7,682円、食料が同0.9%減の6万9,232円などとなった。
消費支出(住居等除く)は1世帯当たり23万4,377円で、実質では同1.4%減少し、3カ月ぶりに前年を下回った。
勤労者世帯の実収入は1世帯当たり73万3,589円で、実質では同2.8%増加し、3カ月連続のプラス。可処分所得は58万1,279円で、実質では同1.7%増加し、同じく3カ月連続のプラス。一方、消費支出は29万3,042円で、実質では同1.4%減少し、3カ月ぶりのマイナスとなった。