アイドルグループ・嵐の大野智が、30日に放送された日本テレビ系ドキュメンタリー番組『櫻井翔×大野智×加藤シゲアキ アイドルの今、コレカラ』(24:59~25:29)で、芸能界引退を考えていた過去を明かした。

番組では、ニュースキャスターとして活躍している嵐の櫻井翔、アーティストとして活動する嵐の大野智、作家として4作目を発表したNEWSの加藤シゲアキという、アイドルでありながら自分の世界を持つ3人が集結。それぞれの活動を始めたきっかけ、やりがいや苦悩などを語り合った。

現在、東京・表参道にて、初めての個展から7年ぶりに作品展を開催している大野は、「前回(の個展)で最後で、もう終わろうと思っていたんだよ俺、この世界。だからジャニーズで(だれも)やったことないことやって辞めようと思っていた」と衝撃告白。加藤は「冒頭で大胆な発言ですね」と驚き、櫻井は「あぶねー!」を連発した。

大野は続けて、「2008年から嵐が忙しくなってきた。それでそんなこと考えられないくらいいろんな、個人の仕事もバンバンきて、抜け出せない感じになって今に至るじゃないけど」と言い、「そういう(辞めたい)気持ちはなくなったんだよね、(嵐の)10周年くらいで」と説明。「絵も気持ちが落ち着いて描き始められて」と再び個展を開くまでに至ったという。

また、「アートってこれ正解っていうのがよりないものだと思う。うまい下手も正直ないと思っている」とアートに対する考えを示し、「1人でもいいから、僕の作品を見て『何かやろうと思いました』という人が1人いればいい」と語った。