本田技研工業(ホンダ)は30日、水冷・4ストロークエンジン「eSP(イーエスピー)」を搭載したビジネススクーター「ベンリィ」「ベンリィ プロ」を8月27日に、メンテナンス性を向上させた「ベンリィ 110」「ベンリィ 110 プロ」を9月10日に発売すると発表した。

「ベンリィ」

「ベンリィ プロ」

ベンリィシリーズは、クラス最大の大容量10Lのフューエルタンクを採用するとともに、オートマチックトランスミッションの採用により、クラッチ操作を必要とせず簡便に操作できる扱いやすいビジネスモデル。ベンリィ プロとベンリィ 110 プロは、ベースモデルに大型フロントバスケット、フットブレーキ、大型リアキャリアを装備し、より積載性を高めたモデルとなっている。

今回は、ベンリィとベンリィ プロに50cc水冷・4ストロークエンジン「eSP」を新たに搭載し、優れた実用性と経済性を実現。装備面でも携帯電話などの充電に便利なアクセサリーソケットを標準装備するなど、ビジネスモデルとして更なる機能向上を実現した。

エンジンの水冷化により、ビジネススクーターとして必要な信頼性と耐久性に加え、低・中回転域でパワフルなトルクを発生し、荷物積載時の坂道でも力強い登坂力を発揮。その他、ACGスターター採用による静粛性の向上や、マフラーを取り外さずにタイヤ交換を可能にするとともに、汎用性の高いタイヤサイズの採用による高いメンテナンス性を実現した。

ベンリィ 110は、ビジネススクーターとして使い勝手のさらなる向上を目指し、ベンリィ同様にスパークプラグメンテナンスリッドの大型化や、使用頻度の多いサイドおよびメインスタンドの耐久性を向上させるなど熟成を図っている。

価格は、ベンリィが23万2,200円、ベンリィ プロが24万3,000円、ベンリィ 110が27万3,240円、ベンリィ 110 プロが28万4,040円(いずれも税込)。