ブルームバーグは30日、プロフェッショナル向け金融誌のブルームバーグ・マーケッツ誌が毎年発表する「世界の最強銀行」番付で、日本の農林中央金庫が2位に選ばれたと発表した。同行が2位にランクインしたのは昨年に続いて2回目となる。
アジアの銀行5行がトップ10入り
1位は香港のハンセン銀行(恒生銀行)、3位はシンガポールのオーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC、華僑銀行)となった。同ランキングにはアジアの銀行6行がトップ20に入っており、うち5行はトップ10にランクインしている。また、シンガポールからは、3位のオーバーシー・チャイニーズ銀行のほか、9位にDBSグループ・ホールディングス、10位にユナイテッド・オーバーシーズ銀行と、トップ10に3行が入っている。
同ランキングは、2015年6月1日時点で1,000億米ドル以上の資産を持つ世界の公的、および民間銀行において、「リスクアセットに対する中核的自己資本比率」、「総資産に対する不良債権比率」、「不良債権に対する貸倒金引当金比率」、「預金残高に対する預金借入金比率」、「経費と売上高の比較」の5つの分野で評価している。