ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズの音楽と社会的影響力の軌跡を描いたドキュメンタリー『キース・リチャーズ:アンダー・ザ・インフルエンス(原題)』が、9月18日より世界最大のインターネット映像配信ネットワーク・Netflixで全世界独占配信されることが30日、明らかになった。今秋サービス開始となる日本でも2015年に配信される予定だ。
『バックコーラスの歌姫たち』で第86回アカデミー長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したモーガン・ネヴィル監督がメガホンをとった本作は、キース・リチャーズの真の姿を映し出し、作曲家、ギタリスト、エンターテイナーとしてのキースの音楽の起源を描いた作品。人気絶頂期の貴重な映像や、キースのインタビュー映像、そして伝説の人となるまでの長く独特な道のりを収録している。
作品の中で、ローリング・ストーンズ時代から最新のソロレコードまで、キースに影響を与えた人物や場所を巡る。キースが初めて親友のマディ・ウォーターズ、そしてハリソン・ウルフに出会った場所、さらにチェス・レコードの拠点があるシカゴや、キースがカントリー・ミュージックに対する愛を育んだナッシュビル、ノラ・ジョーンズ、スティーヴ・ジョーダン、ワディ・ワクテル等と共同制作を行った街・ニューヨークを振り返る。
比類ない視点でロック・ミュージックを築き上げてきたキースの音楽と社会的影響力の変遷をたどった後、最後にはエレクトリック・ブルース、カントリー・ホンキー・トンク、サザン・ソウルなど、当時、彼が影響を受けた音楽と、現在影響を受けている音楽も紹介する。
監督のモーガン・ネヴィルは「もしロックンロールのマウント・ラッシュモア(ラッシュモア山)があるなら、キースの顔は間違いなく刻まれることでしょう」とたたえ、「彼はいつでもロック・ミュージックの魂を体現しています。その光も闇もすべてを。そしてキース・リチャーズは、とても真面目な人間で、ユーモアや知識、そして知性を備えた人物でした」とコメント。「この映画には、ありのままのキースが映し出されています。Netflixを通じてその姿を世界中の視聴者にお届けすることができ、本当に光栄です」と語っている。
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