大塚家具は29日、2015年12月期第2四半期累計期間(1~6月期、単体)の業績予想について、純損益を従来の1億2,600万円の赤字から3億5,900万円の黒字に上方修正した。

2015年12月期第2四半期累計期間業績予想(2015年1月1日~2015年6月30日)(出典:大塚家具Webサイト)

"お詫びセール"「大感謝フェア」による売上寄与が第1四半期の不足をカバー

売上高は前回予想比8.3%増の301億5,100万円、営業損益は2億5,900万円の赤字から4億9,300万円の黒字に、経常損益は1億7,600万円の赤字から6億1,100万円の黒字に、それぞれ上方修正した。

4月以降の新経営方針を土台に、顧客へのお詫びとして実施した「大感謝フェア」による売上寄与が第1四半期の不足をカバーし、売上高が前回予想を上回る見通しとなった。売上総利益は、同フェアの影響により率が想定を下回る一方、絶対額が想定を上回り、営業利益、経常利益、純利益いずれも予想を上回ると見込んでいる。

通期の業績予想は、第2四半期累計期間における上積みを第3四半期以降に新しいビジネスモデル構築に向けた投資に振り向けるとともに、足元の売上や現時点で想定される売上総利益率を反映し、売上高を前回予想比2.6%増の568億5,600万円へ修正。一方、営業利益は1億1,100万円、経常利益は2億3,000万円、純利益は9,000万円とし、それぞれ前回発表予想を据え置いた。