富士急ハイランド(山梨県富士吉田市)ではこのほど、大型戦国テーマレストラン「甲斐宝刀信玄館(かいほうとうしんげんやかた)」がオープンした。
「甲斐宝刀信玄館」は、外国人客に戦国文化に触れてもらうと共に、日本の「食」を味わってもらうためのレストラン。富士急ハイランドがこれまでアトラクションに込めてきたエンターテインメント性をレストランにおいても表現したい、という思いから開業したという。
レストランのコンセプトは、戦国武将「武田信玄」。外観は、騎馬軍団をイメージした「武田の赤備え」と武田家家紋「四つ割菱」、「武田二十四将」の家紋などで装飾し、館内には「風林火山」「合戦場」「川中島」「武田二十四将」をテーマにした装飾を施した。武田軍の軍旗に記されたといわれる「風林火山」をテーマにしたゾーンは赤で統一され、甲冑や櫓を配置。「合戦場」の雰囲気を再現したゾーンでは、陣幕が張られ、壁にはほうとうをめぐる戦いの合戦図が描かれているという。
提供するメニューは、武田信玄の陣中食として用いられたと言われる郷土食「ほうとう」。オリジナルメニューの「伝説の武田埋蔵金ほうとう」(1,800円)には、金箔のトッピングを施した。ほうとうの他には、富士山の伏流水を使って作られた「忍野の豆腐」や、甲州名物の「鶏もつ煮」といった地元グルメも提供する。