ヤマハ発動機は29日、レトロポップなスタイルで人気の原付1種スクーター「Vino」をベースとしたエレクトリックコミューター「E-Vino(イービーノ)」(原付1種)を、8月20日より発売すると発表した。
E-Vinoは、エレクトリックコミューター第4弾であり、EVならではの滑らかな走りを活かし、"楽しい乗りもの"を提供するという同社の技術思想「Smart Power」に基づいて開発された製品。Vinoのお洒落なスタイリングはそのままに、高度なモーター出力制御によるスムーズな加速感や極低速での優れた実用トルク、着脱式バッテリーによる容易な充電、短い充電時間などを特徴とし、近距離移動に適している。
50Vの高エネルギー密度・リチウムイオンバッテリー搭載により、低速域での出力向上に対応させ、ショートレンジ移動で求められる走行距離を確保。満充電(充電時間は約3時間)での走行距離は29km(30km/h定地)で、専用のオプションパーツを利用すれば、シート下の収納スペース(約10L)に予備バッテリーの収納が可能となる。
その他、走行条件に応じてモーターの駆動力を「標準」「パワー」にモード切り替えが可能、登り坂などで一時的により登坂性を求めるときに役立つ「ブースト」機能を装備、デジタル表⽰の液晶スピードメーター採⽤、⼀般的なスクーターより軽い68kgの軽量ボディ、などの特徴がある。
カラーリングは、「ビビッドイエローイッシュレッドメタリック1(オレンジ/ホワイト)」「ホワイトメタリック1(ホワイト)」の2色を展開し、価格は23万6,520円(税込)。