東芝ライフスタイルは7月29日、4K対応液晶テレビ「REGZA(レグザ) J20X」シリーズを発表した。ラインアップは「55J20X」「49J20X」「43J20X」の3モデル。発売は8月12日で、価格はオープン。推定市場価格は、55J20Xが330,000円前後、49J20Xが270,000円前後、43J20Xが240,000円前後(いずれも税別)。
J20Xシリーズは、ミドルクラスながら全録機能「タイムシフトマシン」を搭載したモデル。タイムシフトマシンは機能強化されており、従来は2台のHDDで行っていた6チャンネル分のタイムシフトを、1台のHDDで行えるようになった。また、見たい番組やシーンをすばやく検索できる「ざんまいスマートアクセス」も利用可能だ。
タイムシフトマシン用として、地上デジタル放送チューナーを6基内蔵。そのほかに、視聴用と通常録画用として、地上デジタル/BS/110°CSデジタルチューナーを3基内蔵している。USBポートは、タイムシフト用、通常録画用、汎用、タイムシフト領域拡張用の計4基搭載している。
ユーザーが選択した人物・番組ジャンルなどに関連した動画をリストアップする「みるコレ」を採用している。みるコレでは、特定のテーマに関する、放送中の番組、過去番組表の番組、これから放送する番組、YouTubeのコンテンツを一括してリストアップし、ダイレクトに視聴できる。
映像エンジンは、「4KレグザエンジンHDR」を搭載。2K映像のアップコンバートには、実際の映像信号では圧縮されている部分を高輝度に復元する「アドバンスドHDR復元」、輝度の広域部分を補正する「インテリジェントカラーテクスチャー復元」、文字のジャギーを抑える「グラフィックスエッジクリア」などを新採用している。バックライトは全面直下LEDで、色の表現領域を拡大している。
「SeeQVault」規格に準拠しており、録画した番組はSeeQVault対応の別の機器でも再生可能だ。今後は複数回のソフトウェアアップデートが予定されており、有料動画配信サービス「Netflix」は9月、HDR入力は2016年2月に対応予定となっている。このほか、9月上旬にはタイムシフトマシン録画用のHDD4機種を発売する。