女優の遼河はるひが28日、東京・世田谷のTMCスタジオで行われた、主演を務める東海テレビ・フジテレビ系昼ドラマ『癒し屋キリコの約束』(8月3日スタート毎週月曜~金曜13:25~13:55)の取材会に出席し、初の連ドラ主演に「プロデューサーはじめ、監督陣は何を血迷ったのかと思った」とオファーを受けた際の心境を語った。

『癒し屋キリコの約束』に主演する遼河はるひ

同作は、森沢明夫の同名小説が原作。悩みを解消する代わりに、大金を奉納させている喫茶店「昭和堂」のオーナー・キリコ(遼河はるひ)の周りで巻き起こる物語だ。

遼河は「この2年間、バラエティひと筋でやってきたので…」と、演技から離れていた中での今回のオファーに、当初は困惑していたことを告白。しかし、原作の小説を読み、実際に撮影が進むと、自身の演じる役柄が「いつもビールを片手にくだを巻いて、言いたいことを言って、一人ミュージカルのように歌を歌ったり、高笑いをしたりと、キテレツな感じ」で、コメディ要素があったことから、「それで選んでいただけたのかな」と納得していた。

昼ドラを15年以上担当し続けている東海テレビの市野直親プロデューサーが「(歴代の昼ドラの中で)一番キャラクターが濃いドラマ」と評する同作。遼河は、そんな役柄も「今では定着してきて、落ち着いている」とすっかり慣れた様子だ。同席した、「昭和堂」の店長・カッキーこと柿崎照美役の前田亜季も「本当にぴったりで、遼河さん以外にキリコを演じられる人はいないだろうと思うくらい」、キリコの協力者であるバイク便ライダー・上山涼役を演じるA.B.C-Zの戸塚祥太も「男の自分よりもかっこいい。そこがキリコさんと重なって見える」と絶賛している。

お金が大好きなキャラクターであるキリコ。演じる遼河は、朝から晩まで撮影が続き、最近お金を使う場面がほとんどなかったこともあり、タクシーで料金を支払おうと思ったら財布に1,000円しか入っておらず、「それでお金は大切だなと思いましたね」と実感したエピソードを明かし、会場の笑いをさそっていた。