シュルツ美術館(米カリフォルニア州サンタローザ)と「PEANUTS」(以下、ピーナッツ)の日本国内エージェントであるソニー・クリエイティブプロダクツは、2016年3月に東京都港区六本木に「スヌーピーミュージアム(SNOOPY MUSEUM TOKYO)」を開館する。

スヌーピーミュージアムのイメージ

同ミュージアムは、"スヌーピーファンの聖地"と言われるシュルツ美術館の世界初のサテライト(分館)となる。館内ではスヌーピーたちが活躍するコミック「ピーナッツ」の原画をはじめ、作者チャールズ・M・シュルツ氏の初期の作品、貴重なヴィンテージグッズや資料等を6カ月毎に入れ替えて紹介する。

敷地内にはモニュメントや仕掛けを配し、ハロウィンやクリスマスなど季節に応じた多彩なイベントを開催する。また、ミュージアムショップでは限定品やオリジナルグッズを販売するほか、カフェでは「ピーナッツ」にちなんだスペシャルメニューを提供する。

今回のミュージムに対してチャールズ・M・シュルツ氏夫人(ジーン・シュルツさん)は、「2013年に森アーツセンターギャラリーで開かれた『スヌーピー展』の成功が、今回のプロジェクトのきっかけとなりました。この漫画の奥深い魅力や、スパーキー(シュルツ氏の愛称)の知られざる横顔に触れることで、スヌーピーや他のキャラクターをますます好きになってくださることを期待しています」とコメントしている。

スヌーピーミュージアムの所在地は東京都港区六本木五丁目6番地で、敷地面積約3,000平方メートル、延床面積約1,500平方メートル。同ミュージアムは2018年9月までの期間限定での開館を予定しており、入場券の販売方法や展示内容の詳細については12月に発表する見通しとなっている。

なお、シュルツ美術館(正式名称: チャールズ・M・シュルツ美術館&リサーチセンター(Charles M. Schulz Museum & Research Center))は2002年に開館し、世界最大の「ピーナッツ」原画コレクションを誇る。コミック・アートへの理解を深める企画展示や教育プログラムを実施するほか、シュルツ氏の生涯や多彩な作品、世界中の読者に向けられた物語を紹介している。通りを挟んで、シュルツ家が建築したアイスアリーナ「スヌーピーズ・ホーム・アイス」もある。

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