キャリアデザインセンターは、転職サイト「女の転職@type」の20代~30代女性会員およびWebマガジン読者を対象に「最近怒られたエピソード」についてのWebアンケートを実施した。調査は6月12日~17日に実施し、200名から有効回答を得た。
1年の間に怒られた内容は「仕事」が多くを占める
社会人になってから怒られたことがあるか尋ねたところ、88.0%が「ある」と回答した。しかし「ここ1年の間に怒られたことはあるか」という問いに対しては「ある」と答えたのは、およそ43.0%と半数に減っている。経験を積み、会社や仕事のことが理解できるようになれば、怒られる機会は少なくなるようだ。
ここ1年の間に怒られた内容について具体的に聞くと、「上司から、言わなくても気付いてよ!と言われた。中途入社3カ月目で前任者からの引き継ぎもない中、どうやって先回りすればよいのか」「ミスをした際に平謝りしたら、もっと真摯に謝れと上司に注意された」など、理不尽な怒りのエピソードも多かった。
一方、納得できる怒りとしては「上司に、報連相(報告・連絡・相談)を怠るなと怒られた」「提出書類が期限内に終わらなかった時、経理に怒られた」などがあった。
ここ1年の間に怒られたことがある人に、今振り返って、そのときのことをどのように感じているのか尋ねると、「良かったと思う」が39.0%、「納得がいかない」が34.7%で、やや良かったと回答した人の方が多かった。
肯定的に受け止めている人は「言われないと気付けなかったし、その後気を付けるようになったから」「自分のことを見直すことができた」など、怒られたことを新たな気付きとしてとらえている人が大多数だった。
しかし「納得がいかない」と思っている人は「事前に言われていないことを、後から言われても分からない」「上司の家庭不和が、そのまま私に八つ当たりとして降り注いでくる」などが多く、理不尽な叱責にモヤモヤを抱えてしまっていることがわかる。