東京メトロは8月1日から、管理委託駅を除く全駅でiPadによる案内サービスを開始する。

駅社員用iPadを使用した案内サービスのイメージ

iPadによる案内サービスは2010年12月、駅案内係「サービスマネージャー」配置駅でスタート。さらなるサービス向上を目的に、昨年5月には一部の駅で駅社員による試験運用を開始しており、この結果が良好だったことから全駅への導入を決めたという。

8月1日以降、東京メトロが管理する全170駅の改札口(一部除く)、駅事務室、定期券うりば、お忘れ物総合取扱所に「iPad Air 2」計870台を設置。あらかじめデータ化した資料やインターネットでアクセスできる情報を画面で見せて案内に活用する。

導入メリットについて同社は、案内のサービス品質向上はもちろんのこと、旅行会話用多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra4U」の活用による多言語対応ができるようになると説明。輸送障害時にも駅事務室と改札口の間でより迅速な情報共有が図れるとしている。