インフレ時代の考え方、「欲張らない投資」。

あなたが持っているのは、どのようなタイプの投資信託なのでしょうか。

今回のポイント

  1. インフレから資産を守るためには、短期間で大きく儲けようと無理をせず、『欲張らない投資』を考えてみよう。

  2. すでに運用している人も「スパイス的な投資」に偏っているなら、改めて資産の全体設計をし直そう!

「欲張らない投資」とは

今、インフレ(物価上昇)が話題です。実際に、日本の消費者物価上昇率もデフレからインフレへの転換を示唆しています。いよいよ、物価上昇分を穴埋めするための運用の必要性が高まってきています。

投資というと、市場をみてタイミングを判断する「面倒で怖いもの」だと考える人も多いようです。

しかし、「欲張らない投資」は短期間で大きく儲けようというスタンスではありません。あくまで物価上昇からの資産の保全を目指し、低リスク・低リターンの商品で運用に臨む、預金の一歩先のような投資です。

売れ筋投信は高リスク?

2014年、日本の売れ筋投信上位にランクインしたのは、先進国や新興国の株式に加え、世界リートや米国リート、米国ハイイールド債券や欧州ハイイールド債券、MLP等の投信でした。

単一の国や資産を投資対象とするこれらの投信は、意外にも高リスク。人気の投資信託には、タイミングを吟味してリターンを追求する「スパイス的な投資」に分類されるものも多くあるようです。

だからこそ、資産を分散しリスクを抑えた「欲張らない投資」を併せて考えることがより大切になります。

「預貯金を含めた全体設計」で資産を考えるイメージ

(※上記はイメージ図です。)

「欲張らない投資」のリスク・リターンイメージ

(※上記はイメージ図です。)

●ピクテ投信投資顧問が提供する、「「欲張らない投資」のススメ」からの転載です。