7月29日にNHKのBSプレミアムでスタートする宮城発地域ドラマ『独眼竜 花嫁道中』(22:00~22:59)の完成披露試写が23日、東京・渋谷の同局で行われ、渡辺大、栗山千明が出席した。
NHK仙台放送局制作の宮城発地域ドラマとなる同ドラマは、伊達政宗ゆかりの里・独龍町の町おこしのために、政宗の正室・愛姫の花嫁行列の再現に挑む男たちの奮闘を描いたハートフル・コメディドラマ。主演の渡辺大が郷土の英雄・伊達政宗を敬愛してやまない酒屋の息子・伊藤藤次郎に扮し、藤次郎の幼なじみで町一番の美女・男沢美貴役に栗山千明のほか、サンドウィッチマンや狩野英孝など宮城にゆかりのあるタレントが出演している。
主演の渡辺は「コメディをあまりやったことがなくて、台本を読んでいる内は面白いけど自分がやって笑っていただけるか不安でした。でも、笑える要素がいっぱいあって、白無垢をやった甲斐があったと思いました(笑)」と作品の出来映えに自信。ヒロイン役の栗山は「今回の撮影で初めて宮城に行きました。(ロケ地となった)大和町の方々に支えられて撮影ができましたので、多賀町や宮城の皆さんに笑っていただける作品になればと思います」と振り返った。
伊達政宗といえば、渡辺の父・謙が大河ドラマ『独眼竜政宗』で政宗役を演じたが、同ドラマでも渡辺が甲冑を着て伊達政宗になるシーンも。「ああいう格好をしていると、よく『似ているね』と言われるますが、新たな自分のオリジナルを出せるようにと思いながら半々の気持ちでやっていました」と話しながら、「甲冑着ている時よりも白塗りで白無垢の方が女性らしさをどう出せるか相談しながらやりました。頑張って女性らしさを追求していけたかなと思います。機会があればまたやりたいですね(笑)」と満更でもない様子。一方の栗山は同ドラマで初めて武者姿になったが「兜を含めて着させてもらうとシャキッとすると言いますか、自然と強くなった気分と言いますか、気持ちが奮い立つような気がしました」とこちらも満足げだった。