JR東海はこのほど、名古屋駅新幹線南口の改良について発表した。あわせて建設中の名古屋駅新駅ビル「JRゲートタワー」への出店が決まった事業者も発表している。
名古屋駅南口では自動改札機を増設し、指定席券売機を設置するなどの改良を実施。現在5つある自動改札の通路を2つ増設して7通路とし、すべての自動改札機を新幹線全駅で導入を進めている新型タイプに入れ替える。新型自動改札機は、わかりやすい案内画面やきっぷの取忘れ防止表示機能などを備えており、待機時の電力使用量を現行機より約30%削減できるという。
これに合わせて、南口改札に隣接した改札外精算所を廃止し、同じ場所に指定席券売機を6台設置する。自動改札機増設と指定席券売機設置のどちらも8月中旬から工事を開始し、12月頃の完成をめざす。中央コンコースの指定席券売機も引き続き使えるが、このうち6台を2016年3月に撤去する予定だという。
2017年4月開業予定の「JRゲートタワー」への出店が新たに決まったのは、ビックカメラ(9・10階)、ユニクロ、ジーユー(ともに11階)の3事業者。当初の計画ではヨドバシカメラが9~11階に入居する予定だったが、同社は工事の遅れを理由として撤退を表明していた。