ジョブウェブは、2016年度新卒採用実施企業を対象に採用活動に関する調査を実施した。調査は6月22日~29日にかけて行い、56名から有効回答を得た。

「学校推薦の確保が例年以上に苦戦」の声も

現時点で感じている2016年卒採用の課題について尋ねると、就活後ろ倒しにより就活モードになかなか入らない学生に対する「学生の選考モード調整」が57.1%で最も多かった。次いで内定の「クロージング時期」(42.9%)、「会社説明会の集客」(35.7%)が続いている。

採用活動を振り返って、もしくは現時点で感じている2016年卒採用の課題は何ですか?

また、すでに内定出しが始まっている中で「8月以降に良い学生に選考を受けてもらえるかわからない」「学校推薦の確保が例年以上に苦戦」といった声も寄せられた。

2016年卒採用予定人数不足による追加募集施策を行う予定か聞いたところ、「検討しているが実施は未定」が48.2%、「実施を意志決定済み」が30.4%で、あわせて78.6%が学生の追加募集を実施、もしくは検討していると回答した。

2016年卒採用予定人数不足による追加募集施策を行う予定ですか?

追加募集を行う企業に、どのような施策を行うか尋ねたところ、「新卒紹介」が28.6%で最も多かった。次いで「今期利用媒体での追加施策」「オファー、スカウト」(16.1%)となっている。追加施策には、初期費用が発生しない、もしくは低コストの施策が選ばれていることがわかった。

追加募集はどのような施策で行われていますか?