神奈川県横浜市のそごう美術館で8月1日~30日、「浮世絵師 歌川国芳展」が開催される。
「奇想の絵師」の浮世絵を幅広く展示
同展は、幕末期に活躍した浮世絵師・歌川国芳の作品約200点を9つのテーマに分けて展示し、国芳の多彩な画業に迫る。8月1日~16日を前期、17日~30日を後期とし、武者絵や役者絵、美人画、風景画、戯画など、多岐にわたる作品を見ることができる。
「横浜本町之図」(1860年)、「宮本武蔵と巨鯨」(1847年頃・後期のみ展示)、相馬の古内裏(1845年~46年頃)、「近江の国の勇婦於兼」(1831年~33年頃)、「坂田怪童丸」(1836年頃)などの作品が展示される。
また同展関連イベントとして、23日の10時30分と14時には浮世絵の制作(摺り作業)の見学や体験ができる「体験 浮世絵ができるまで」(参加費1,000円・各回先着30名/事前申し込み要)を行うほか、29日の14時から歌川国芳の娘や弟子たちを書いた作家・河治和香さんの「講演・サイン会」(参加費500円)を行う。
さらに、1日の14時から同展監修者の稲垣進一さんの「スペシャルギャラリートーク」、8日と22日の14時から「学芸員によるギャラリートーク」も開催される。
開催時間は10時から20時まで。料金は大人1,000円、大学・高校生800円、中学生以下は無料となる。