「第5回衛星放送協会オリジナル番組アワード」授賞式が22日、東京・千代田放送会館で行われ、タレントの萩本欽一、俳優の中村梅雀、フリーアナウンサーの高島彩らが出席した。

第5回「衛星放送協会オリジナル番組アワード」授賞式に出席した受賞者たち

2011年に創設した同アワードは、有料・多チャンネル放送のオリジナル番組制作促進を目的としたもの。5回目となった今年は、オリジナル番組賞に102番組、編成企画賞に23企画の計125番組が応募。審査の結果、8部門における最優秀賞、特別賞、今年新たに設けられた大賞が決定した。

オリジナル番組賞ドキュメンタリー番組部門で最優秀賞に輝いたのは、『ノンフィクションW 萩本欽一 73歳 覚悟の舞台へ~「THE LAST ほめんな ほれんな とめんな」完全密着~』(WOWOWプライム)。昨年3月の公演を持って舞台を引退した萩本は、「獲ったの?非常にガッカリ」とジョークを飛ばしながら、「"人柄の成果"って言われたのがうれしくて。文句はないんだなと飛んできました!」と笑顔で受賞の喜びを語った。

大賞には『TMSアニメ50年のDNA』(アニマックス)、中村が主演を務めた『闇の狩人(前後篇)』(BSスカパー!/時代劇専門チャンネル)がオリジナル番組賞ドラマ番組部門の最優秀賞を受賞。審査委員長のノンフィクション作家・吉岡忍は、「それぞれのチャンネルが何をしようとしてるのか、ハッキリ意識している。地上波で出来ないことをやろうと、様々な工夫をして番組を作る熱意を感じた。物を考える力を広げて多様化していってもらいたい」と総評した。

また、特別賞は、テニス中継のニーズを広め、錦織圭選手の国際的な活躍を伝えたGAORAとWOWOWが受賞。授賞式の会場には、「僕もこれから頑張るので、もっと放送して頂き、多くの方にテニスの楽しさを伝えて頂けたらうれしい」と錦織選手からビデオコメントが届き、番組の解説を務めた松岡修造からも、「GAORAさん、WOWOWさんは諦めませんでした! テニスを信じてくれました!」と熱いメッセージが送られた。

「第5回衛星放送協会オリジナル番組アワード」受賞番組一覧

●第5回衛星放送協会オリジナル番組アワード大賞 

『TMSアニメ50年のDNA』(アニマックス)

●オリジナル番組賞ドラマ番組部門最優秀賞

『闇の狩人(前後篇)』(BSスカパー!/時代劇専門チャンネル)

●オリジナル番組賞ドキュメンタリー番組部門最優秀賞

『ノンフィクションW 萩本欽一 73歳 覚悟の舞台へ~「THE LAST ほめんな ほれんな とめんな」完全密着~』(WOWOWプライム)

●オリジナル番組賞中継番組部門最優秀賞

『ブラインドサッカー世界選手権 2014』(BSスカパー!)

●オリジナル番組賞バラエティ番組部門最優秀賞

『みんなの県民SONG!~兵庫うた旅情編~』(歌謡ポップスチャンネル)

●オリジナル番組賞情報番組・教養番組部門最優秀賞 『ドキュメンタリー~The REAL~投手生命を救え!トミー・ジョン手術から40年~日米最新事情~』(J SPORTS 3)

●オリジナル番組賞アニメ番組部門最優秀賞 『TMSアニメ50年のDNA』(アニマックス) ●オリジナル番組賞ミニ番組・番組PR部門最優秀賞

『英国名画のロケ地を訪ねて』(イマジカBS・映画)

●オリジナル編成企画賞最優秀賞

『ドラマ甲子園』(フジテレビTWO)

●オリジナル編成企画賞奨励賞

『スペースシャワーTV開局25周年特別番組“25時間テレビ”』(スペースシャワーTV)

●特別賞 『テニス中継』(GAORA/WOWOW)