三井物産とオンライン英会話サービス事業を運営するレアジョブは22日、資本・業務提携契約を結んだと発表した。三井物産はレアジョブの既存株主から株式を一部取得するとともに、レアジョブが行う第三者割当増資を引き受ける予定という。
グローバル人材の育成を目指す
日本企業の海外展開が加速し、多くの日本人がグローバルに活躍することが期待されている。また、大学入学試験で検討されている「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の導入や、高校・中学校・小学校におけるカリキュラム変更など、教育政策も英語力向上、特に英語による発信力の強化を進めている。
このような状況の中、グローバル人材育成を世界各国で推進する三井物産と、オンライン英会話サービス事業を通じて英語教育を展開してきたレアジョブは、資本・業務提携を結ぶことを決定。これにより、英語教育に関する情報交換をはじめ、オンライン英会話サービス開発の相互協力、学校・法人領域営業拡大の連携、海外事業展開の推進協力を行う。
具体的には、従来のB2Cを主体としたビジネスモデルに加え、三井物産は顧客アセットを活用して、事業法人・学校法人とのアライアンスや海外展開の推進などを支援する人材をレアジョブに派遣し、グローバル人材の育成を目指すという。