芥川賞を受賞した、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹の小説『火花』(文藝春秋)が、オリコン7月27日付の週間"本"ランキング(集計期間:7月13日~7月19日)のBOOK(総合)部門で、2週ぶりに首位に返り咲いたことが23日、明らかになった。
『火花』は、この集計期間内の7月16日に、芥川賞の受賞が決定。この効果もあり、週間売り上げは、初登場で1位だった今年3月23日付の8.1万部を上回り、同作最高の11.8万部を記録した。これにより、累積売り上げ部数は63.8万部に。出版元の文藝春秋は、累積発行部数を124万部に増刷することを発表しており、さらに売り上げ部数が伸びることが期待される。
また、『火花』と同日に直木賞に決まった、東山彰良の小説『流』(講談社)が、週間売り上げ1.5万部で、先週付の100位圏外から7位へ、一気に上昇。受賞作品への注目度が反映された結果となった。