エン・ジャパンは、同社が運営する総合求人・転職支援サービス「エン転職」の利用者8,156名を対象に「仕事のやりがい」について調査を実施した。調査期間は6月1日~30日。

48%が仕事に「やりがいを感じていない」

仕事のやりがいを感じているか尋ねたところ、48%がやりがいを「感じていない」、39%が「感じている」と回答した。やりがいを感じていない人の方が感じている人を上回っている。

仕事のやりがいを感じていますか?

仕事のやりがいを感じている人に、やりがいを感じる瞬間を聞くと、もっとも多かったのは「お礼や感謝の言葉をもらったとき」(61%)だった。受け手からの肯定的な反応が、仕事のモチベーションに結びついているようだ。

どんな時にやりがいを感じますか?(全体)

職種別でみると、「営業系」「販売・サービス系」「専門職系(コンサルタント、金融・不動産」「専門サービス系(医療、福祉、教育、ブライダル)」「公務員、団体職員、その他」は「お礼や感謝の言葉をもらったとき」という回答が多かった。

「企画・事務・管理系」は「責任ある仕事を任されたとき」、「クリエイティブ系」は「自分の成長を感じたとき」、「技術系」「施設・設備管理、技能工、運輸・物流系」は「ひとつの仕事をやり遂げたとき」に一番やりがいを感じると答えている。

「やりがいを感じている」「感じていない」の両方に、転職先を決める際に重視したことを聞いたところ、双方の重視した点が異なることがわかった。やりがいを感じている人は「自分がやりたい仕事かどうか」(60%)、「自分の経験や知識が活かせる仕事かどうか」(53%)など、仕事内容そのものへの興味・関心で仕事を選んでいる。

「やりがいを感じている」人が転職先を決める際に重視したこと

一方、やりがいを感じていない人は「給与額」(48%)、「勤務地」(47%)といった条件項目を上位に挙げる人が多かった。

「やりがいを感じていない」人が転職先を決める際に重視したこと