JR西日本は列車運行情報にて、紀勢本線(きのくに線)箕島~御坊間の運転見合わせについて発表している。特急「くろしお」も白浜・新宮方面への運行を取りやめ、7月末まで新大阪~海南間を中心に臨時列車を運転する。

紀勢本線箕島~御坊間運転見合わせの影響で、7月末まで臨時特急「くろしお」を運転

同社の発表によれば、台風11号の影響で7月17日、紀勢本線広川ビーチ~紀伊由良間にて、山崩れにより線路に土砂が流入する大規模な災害が発生したという。同区間を含む箕島~御坊間で列車の終日運転見合わせが続き、現在はバスによるピストン輸送が行われている。運転再開は7月末頃を予定している。

この影響で、阪和線・紀勢本線経由で白浜・新宮方面へ向かう特急「くろしお」も定期列車が運転取りやめに。代わって7月末まで、臨時特急「くろしお」が下り14本(すべて新大阪駅発)・上り15本(朝の1本は和歌山駅発、残り14本はすべて海南駅発)設定された。

下りは「くろしお51号」が新大阪駅を7時33分に発車した後、同駅9時3分発「くろしお53号」から同駅21時0分発「くろしお79号」まで1時間おき(11時以降は新大阪駅を毎時0分発)に運転。上りは朝6時台に和歌山駅を発車する「くろしお52号」、同じく朝6時台に海南駅を発車する「くろしお54号」を運行した後、海南駅8時32分発「くろしお58号」から同駅20時41分発「くしろお84号」まで、おおむね1時間おきに運転される。

なお、今後の復旧作業の状況などにより、運転計画が変更される場合があるとのこと。紀勢本線(きのくに線)の運行状況はJR西日本の列車運行情報にて確認できる。