全国の鉄道事業者などによるエスカレーターの安全利用を呼びかけるキャンペーンが21日からスタートした。ポスター掲出やディスプレイ広告の掲載、ポケットティッシュ配布による啓発などを行い、利用者に「手すりにつかまろう」などのメッセージを伝える。
同キャンペーンは、鉄道事業者51社局と羽田・成田両空港、日本民営鉄道協会などが日本エレベーター協会と共同で実施するもの。駅や各施設でエスカレーターでの単独転倒事故をはじめ、走りながら上り下りしたために他の利用者に衝突し、転倒させる事故なども発生しているという。エスカレーターで歩行用に片側を空ける習慣も、ケガなどの理由で片側を空けられないない利用者にとって危険な事故につながる場合があるとのこと。
こうした状況を踏まえ、すべての利用者が安心してエスカレーターを利用できるように、「みんなで手すりにつかまろう!」とのメッセージを記載したB1判の統一ポスターを制作。8月31日までのキャンペーン期間中、駅や各施設でいっせいに貼り出す。
なお、JR東日本グループは同一デザインのB3判ポスターも独自に制作。キャンペーン期間中、グループ内28社の商業施設などに貼り出し、エスカレーター安全利用を呼びかける。