第一生命保険はこのたび、同社が従来販売している「医療保障保険(団体型)」の保障範囲を大幅に拡大した「働くわたしの医療保険」(正式名称:新医療保障保険(団体型))を2016年1月1日に発売すると発表した。

従来の商品より幅広い保障を低廉な保険料で準備できるのが特長

「働くわたしの医療保険」は、企業・団体の役員・従業員の病気やケガによる入院について、これまでは2日以上の入院が対象(短期入院・手術特約を付加した場合)となっていた給付金を「日帰り入院」からとし、また手術給付金についても公的医療保険の対象と連動するなど、従来の商品より幅広い保障を団体保険のスケールメリット(ひとつの団体での契約の規模が大きくなるにつれて、保険料の割引額が高くなること)を生かした低廉な保険料で準備できるのが特長だという。

医療技術の進歩による早期回復や入院から在宅・通院治療への移行に伴い、入院日数は2004年の平均28.2日から2013年には平均19.7日へ、また5日未満の入院の割合も8.5%から14.3%と短期化の傾向にあるという。また、医療技術の進歩にともない、公的医療保険の対象となる手術数は定期的に見直され、2002年の952種類から2014年には1,283種類と大幅に増えているとしている。さらに、高齢化社会の進行による国民医療費の増大、医療機器・医療技術の進歩による健康保険制度対象外費用の増大など、医療費負担への関心は高まりつつあるという。また、女性就業者数は増加傾向にあるとしている。

このような環境変化に対応し、第一生命保険は社会保障制度を補完する役割を担う生命保険会社として、団体保険の分野において、女性を含むすべての従業員に対する企業・団体の支援を後押しすべく、「働くわたしの医療保険」を開発。また、同商品の開発にあたっては、商品企画・販売推進・引受実務・支払いと、全てのフェーズにおいて女性が中心となったことから、例えば入院用品の準備やヘルパー・ベビーシッター費用などに着目して入院一時費用へ対応するなど、女性ならではの視点を取り入れた商品設計となっているという。

第一生命保険では、企業の社会的な責任の観点から健康増進を重要な経営課題と位置づけ、健康に対する経営理念を明確にしつつ取組みを展開してきたという。今後も顧客1人ひとりに“確かな安心”と“充実した健康サポート”を届けるべく、更なる挑戦を続け、持続的な成長の実現を目指すとしている。

「働くわたしの医療保険」の保障範囲

「働くわたしの医療保険」の主な特長

日帰り入院でも給付金受取りが可能

  • 従来は2日以上の入院が対象(短期入院・手術特約を付加した場合)であった保障内容を見直し、日帰り入院を対象にすることで、より短期の入院にも備えることができる

支払対象となる手術は、公的医療保険と連動

  • 医療の進歩に伴い公的医療保険の対象となる手術が見直されると、給付対象となる手術も連動するので安心

  • 従来は同社独自の給付基準であったものを公的医療保険と連動させることによって給付の基準が明確になり、分かりやすくなる

入院一時費用にも対応

  • 交通費・入院用品などの入院時にかかる諸費用にも対応できる(入院一時給付金を設定しない取り扱いも可能)

放射線治療にも対応

  • 年々増加している放射線治療にも対応している

団体保険ならではのお手頃な保険料

  • スケールメリットを生かした手頃な保険料

申込み手続きが簡単

  • 簡単な告知(書面での健康状態に関する簡単な質問への回答)のみで、医師の診査は不要。健康状態によっては、加入できない場合がある