俳優の向井理が主演を務める日本テレビ系単発ドラマ『磁石男』の第2弾が、今年の秋に『磁石男2015』として放送されることが20日、明らかになった。
同作は、一目見ただけで、相手の生活習慣や性格、育ち、仕事までを見抜く上、ぴったりの異性を見つけ、男女をくっつけることから"磁石男"と呼ばれる、大庭壮介(向井)の周囲で展開されるコメディドラマ。
相手を見抜く際の指摘は長セリフで、向井も「前回は大変な思いもありました」と苦労したキャラクターだ。それでも、特異な役柄に「あまり演じたことがなかったので楽しくやらせていただきました」と振り返り、「また、あのメンバーとご一緒できるのは、すごく楽しみです」と語っている。
今作には、前回も出演した相武紗季に、りょう、松岡茉優、倍賞美津子といった面々が加わる。相武演じる小日向しおんは、イベント会社の婚活事業部として、東京で婚活イベントができる野菜レストランを開店することになり、開店準備で壮介はしおんのマンションで同居生活を開始。そこに、しおんの祖母・ユリ(倍賞美津子)が、2人の仲を取り持とうとしたり、キャリアウーマンの大島マリ子(りょう)が婚活イベントにクレームを入れたりと、トラブルが巻き起こる。
相武は、1年ぶりとなる今回の続編に「前回の撮影がすごく楽しくて、とっても大好きな作品です」と喜びを隠さない。しおんと壮介は、恋人でありながら、まだキスもしていないという関係だが、今作で「ちょっと前に進み始める」と予告している。
りょうは、自身の役柄を「強烈だけどすごくピュアな心を持った女性」と表現。台本を読んで「この役をやらせていただきたいと、すぐに思いました」と、気に入っているようだ。向井も、りょうの役柄を楽しみにしており、「りょうさんはクールな大人の女性というイメージがあるんですけど、マリ子はそれが完全に崩れるので、その瞬間がすごく楽しみです」と、期待を語っている。
このほか、婚活事業部が赤字になっていることから、相武を監視する経理部の社員・北島あゆみ役として、松岡茉優が出演。松岡は、自身の役柄に「なかなか曲がった人で、演じるのがとても楽しみです。若さを武器にお姉様方に挑みます」と意気込みを語っている。
今作は、相武、倍賞、りょう、松岡という20代~60代の女性それぞれの恋愛観や、結婚観が披露されるのも見どころ。脚本・樫田正剛、演出・中島悟が、前作に引き続きタッグを組み、愛すること、付き合うことの意味や、幸せへの近道といった疑問への答えを模索していく。