お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が19日、千葉・よしもと幕張イオンモール劇場で行われた「週末ネタライブ」に、第153回芥川賞受賞後初めて、相方・綾部祐二とともにコンビで劇場の舞台に立った。

ピースの又吉直樹(左)と綾部祐二

満員の観客から大きな歓声と拍手で迎えられると、綾部が「どうも、芥川賞です!」と笑わせ、「大先生をお呼びしましたよ~。又吉先生です!」と紹介。又吉は「今後も変わらず、劇場に立ちたいと思いますのでよろしくお願いします」とあいさつした。すると突然、「いつものヤツいきますか!」と発言。きょとんとする綾部を残して「世界を明るく照らすには、一人ひとりの笑顔から、ピース!」とVサインをすると、綾部が「そんなのやったことないよ!」とツッコみ、大きな笑いが起こった。

又吉が「僕が受賞していた瞬間、何をしてたんですか?」と聞くと、綾部は「TBCで脱毛してました。朝、(芥川賞)発表前におばけ屋敷のPRと記者会見をして、脱毛して、もう1つおばけ屋敷のPRがあったんだよ」と説明。「(おばけ屋敷に)入る瞬間に、スタッフさんから『又吉さん、獲りましたよ!』って言われて『ウソー!』って」と伝えると、又吉は「感情むちゃくちゃになりますやん」と笑った。

また、受賞作『火花』を読んだか客席に聞くと、挙手はまばら。「ニュースを見た人」は3分の2以上と多いにも関わらず、ほとんど読まれていない状況に、又吉が「こんなにも読まれてないとは(笑)。出て来たときの歓迎の拍手にむちゃくちゃ感動して、もうちょっとで泣きそうになったんですけど」と笑うと、綾部は「先生的にはもっと読んでると思ったのかな? 一般人をなめないでください! ねぇ、みなさん! 圧倒的に読んでない人数のほうが多いんですよ!」といじった。

そして、「でも、こうやって喜んでもらえて、劇場に来ていただけるのが本当にうれしいです。これからもよろしくお願いいたします!」と喜ぶ又吉。綾部も「よろしくお願いいたします。改めまして、ピースでございます。お願いします!」と言って、漫才をスタートさせた。