雨の日の部屋干し、一日中干してもまったく乾かずにイライラすることも多いはず。そこで、少しでも早く乾かすための方法を2通り試してみました。

扇風機やエアコン、新聞紙、アイロン、バスタオルなど組み合わせて実験

洗濯物は約3kg。1サイクル (約50分) の洗濯 (洗い・すすぎ1回・脱水1回) に、早く乾かすためのいろいろな方法を組み合わせました (どちらも柔軟剤を使用) 。実験時の室温は28℃ 湿度は78~80%です。

方法1.1サイクルの洗濯+脱水1回、乾燥時に扇風機使用、除湿に新聞紙使用

1サイクルの洗濯が終わったら、もう一度脱水 (約7分) します。その時に乾いた大きめのバスタオルを洗濯漕にいっしょに入れます。効率良く脱水するため、タオルが洗濯物によく絡まるように混ぜてください。

乾いたバスタオルを入れます

脱水が終わったら洗濯物を干します。その時に干した洗濯物の下に、クシャクシャにした新聞紙を敷いてください。これで除湿します。

クシャクシャにした新聞紙を洗濯物の下に敷きます

さらに扇風機で風を当てます。

扇風機で風を当てます

この状態で完全に乾くまでの時間を計測しました。結果は約6時間。ただ干した場合 (約12時間) の半分という結果になりました。

方法2.1サイクルの洗濯、干す前にアイロン、乾燥時に扇風機使用、除湿にエアコン使用

1サイクルの洗濯後、洗濯物にざっとアイロンをかけます (約20分) 。乾きにくい場所、例えばズボンのベルト通しの部分、Tシャツの脇の部分などには、しっかりとかけるのがポイントです。

乾きにくい部分には丁寧にかけます

アイロンが終わったら干して、扇風機で風を当てます。さらにエアコンの除湿機能も使います。この状態で完全に乾くまでの時間を計測しました。

今回のエアコンの設定温度は25℃

この方法で完全に乾燥するまでの時間は約5時間半。アイロンの手間とエアコンのコストはかかりますが、「方法1」よりも30分の時短を実現しました。

何もしない場合と比べると、どちらも半分以下の時間で乾きました

なお、部屋干し特有の生乾き臭は、どちらもほとんどありませんでした。

もちろん、洗濯物の量や種類、気温、湿度など、条件によって結果は変わりますが、参考にしてみてください。

執筆:みーたん
小学生の息子2人を持つ主婦。関心テーマは、男児の育児と時短家事。飲食店でのアルバイト勤務もこなし、毎日多忙ぎみ。

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