三菱自動車は16日、オールラウンドSUV「パジェロ」に、三菱車として初めて「オートマチックハイビーム」を採用するなどの一部改良を施して発売した。
今回の一部改良では、ロングボディの「SUPER EXCEED」「EXCEED」グレードと、ショートボディの「VR-II」グレードに、ヘッドライトシステム「オートマチックハイビーム」を標準装備。同システムは、夜間走行時に周辺状況や先行車・対向車の有無によって、ハイビームからロービームへの切り替えやハイビームへの復帰を自動的に行い、自動切り替えによる利便性と夜間走行時の視認性を向上させ、安全性を高めている。
エクステリアでは、上記3グレードのボディカラーに「ディープレッドマイカ」を新たに追加し、ロングボディで全7色(「GR」は3色)、ショートボディで全4色(「VR-I」は3色)の展開とした。また、ガソリン車ロングボディの「GR」グレードとショートボディの「VR-I」グレードのアルミホイールを7本スポークの17インチアルミホイールに変更し、より高級感のある外観としている。インテリアにおいては、インストルメントパネル素材にソフトな触感の新表皮素材を採用して質感を向上させた。
なお、パジェロのクリーンディーゼル車は、エコカー減税及び自動車税のグリーン化特例の対象となり、自動車取得税や自動車重量税が免税となるほか、新規登録された翌年度の自動車税が概ね75%軽減される。また、CEV補助金の対象となり、制度を利用した場合は最大14万円の交付が受けられる。パジェロの価格は、292万6,800円~495万1,800円(いずれも税込)。