アウンコンサルティングは15日、「アジア10カ国(韓国、中国、台湾、香港、タイ、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナム、フィリピン)親日度調査」の結果を発表した。それによると、中国の親日度が急上昇していることがわかった。
親日度、中国以外は大きな変化なし
日本という国が好きかと尋ねたところ、中国を除く各国・地域では前年と大きな変化はなかった。一方、中国では「好き」の割合が前年比13ポイント増の66%に上昇。2015年1月に訪日中国人に対するビザ緩和が行われたこともあり、より多くの中国人が日本に興味を持っていることが推察される。
日本への旅行については、台湾、タイ、インドネシアを除く国・地域では、前年より日本に「とても行きたい」または「行きたい」と答えた人が増加、あるいは横ばいに。なお、台湾、タイ、インドネシアでも、日本に「とても行きたい」または「行きたい」人は88~96%に上った。
日本に行きたい理由を聞くと、「行きたい観光地がある」「日本食が好き」「日本文化に興味がある」が特に高い割合に。しかし、各国・地域により人気カテゴリーに差があり、例えば香港では「日本の製品に興味がある」が17%、韓国では「日本のアニメが好き」が15%を占めた。また、自由回答では「日本は清潔」「日本人は礼儀正しい」などの回答が多かった。
調査期間は2015年6月10日~7月3日、有効回答は対象国・地域に住む18歳以上の個人各100人。