日本マクドナルドは7月27日、夏の新メニュー「フレッシュマック」の発売を記念して、マクドナルドの食材やフレッシュマックの野菜の味わいをコース料理形式で体験できるイベント「Restaurant M(レストラン・エム)」を「マクドナルド 六本木ヒルズ店」(東京都港区)にて実施する。
マクドナルドの食材を使ったコース料理とはいったい何なのか? 気になるメニューを含めた全容を、このほど行われた試食会でひと足先に体験してきた筆者がレポートしよう。
高級レストランの雰囲気で、素材の風味を再発見
同イベントでは、7月14日から同社が販売開始する「フレッシュマック」の食材やマクドナルドにある既存の食材を使った特別メニューが提供される。普段ハンバーガーとして食べている食材を違った形で楽しむことがコンセプトだ。
メニューや料理の盛り付けは、料理研究家の脇雅世氏が監修した。
いつものマクドナルドとは違ったイメージで
コースは、「スープ」「サラダ」「前菜」「メイン」「デザート」の5品となっている。一つずつ順に見ていこう。
スープは、「マックフライポテトのヴィシソワーズ」。サイドメニュー「マックフライポテト」で使っているアメリカ産のジャガイモ4種を冷製スープに仕立てた。器の底には赤パプリカのムースが入っている。上に乗せたベーコンは「ベーコンレタスバーガー」で使用しているもの。
前菜の「マクドナルドの野菜を使ったサラド アン ジュレ」では、色とりどりの野菜をコンソメスープのゼリーに閉じ込めた。中に入っているのはアボカド、トマト、黄パプリカの3種類。
次に前菜の「パティ5種のピンチョス」が登場した。マクドナルドで販売されるさまざまなハンバーガーを分解して、パティとソースを盛り付けた。いつもと違うパティとソースの組み合わせを楽しんでほしいとのことだ。ソースは、「イエローマスタードソース」「オーロラソース」「タルタルソース」「コブサラダソース」「ベジタブルソース」「わさびソース」がパレットのように乗せられている。
「ビーフパティ」は、「クォーターパウンダー・チーズ」に使用されているパティ。オーストラリア産とニュージーランド産の牛肉をしっかりと味わってもらうため、添加物を入れずに仕上げてあるという。
タイ産のチキンを使ったパティは、「チキンフィレオ」で使われている「チキンパティ」と、「ベジタブルチキンバーガー」で使われていて野菜が練りこまれている「ベジタブルチキンパティ」の2種類が用意されている。
「フィレオフィッシュ」の「フィッシュポーション」は、アメリカのベーリング海で獲られたスケトウダラを使用。フィレオフィッシュにはタルタルソースがかかっているが、いつもと違うソースを試してみるのも楽しみ方の一つだ。「えびフィレオ」の「えびポーション」は、むき身だけでなく、つなぎにもえびを使っているぜいたくな一品。
メインは、フレッシュマックの「ベーコンレタスバーガー」「チキンフィレオ」「フィレオフィッシュ」から1つを選ぶ。いつものハンバーガーを、ナイフとフォークで食べることで、フレッシュマックのメインテーマである「色とりどりの新鮮な野菜」を味わえる。
デザートに出されたのは、「マックフルーリー ミックスベリーオレオ」「プレミアムローストコーヒー」。店頭で販売しているものと同じだが、器を直前まで冷やして提供するという心遣いがうれしい。
脇氏はこれらのメニューのコンセプトを、「いつものマクドナルドとは違ったイメージで、なおかつ素材をしっかり味わえるように仕立てました」とコメントした。
Restaurant Mへの参加の応募は、マクドナルド公式ホームページ内の特設サイトから受け付けている。応募者の中から10組20名を招待する。応募期間は7月16日12時~21日9時。当選者の発表は選ばれた人のみ、24日までに電話で連絡が来る。