三菱電機は7月14日、同社の冷凍冷蔵庫フラッグシップモデルとなる「WXシリーズ」を発表した。8月26日から順次発売する。価格はオープンで、推定市場価格は定格内容積が705Lの「MR-WX71Z」が430,000円前後、605Lの「MR-WX61Z」が380,000円前後、525Lの「MR-WX53Z」が340,000円前後、475Lの「MR-WX48Z」が330,000円前後(いずれも税別)。
WXシリーズは、新たに「氷点下ストッカーD」機能を搭載した冷凍冷蔵庫。氷点下ストッカーDは、2014年度モデルに搭載された「氷点下ストッカー」をさらに進化させたもの。食品の内側と外側の温度差を抑えることで過冷却状態を作り出し、氷点下(-3℃~0℃)で食材を凍らせずに保存する氷点下ストッカー機能を継承しながら、このたび、細かく温度制御しながら、冷凍した食材を解凍する機能を追加した。温度を制御しながら低温で解凍することによって、解凍時のドリップの流出を抑制。食材のうまみを逃さず解凍できる。解凍してから約90分で、包丁で切れる硬さに解凍可能だ。
断熱材にはさらに薄型化した「薄型断熱構造 SMART CUBE(スマートキューブ)」を採用。これにより、設置幅や高さを抑えながらも、容量アップを実現した。MR-WX48Zは幅65cm×奥行き65cmに設置でき、コンパクトさと定格内容積475Lの大容量を両立したとする。
瞬冷凍室では「切れちゃう瞬冷凍」を引き続き搭載。食品全体に一気に氷核を形成して均一に凍結する冷凍技術で、食品の細胞破壊を抑えるというものだ。野菜室は、3℃~4℃の低温を維持して乾燥を抑える「うるおう野菜」モードも継承している。
また、三菱電機は同日、氷点下ストッカーDを搭載し、ドア材に鋼板を採用した「JXシリーズ」も発表した。推定市場価格は定格内容積605Lの「MR-JX61Z」が340,000円前後、525Lの「MR-JX53Z」が320,000円前後、475Lの「MR-JX48LZ」が300,000円前後(いずれも税別)。
発売はWXシリーズのMR-WX71ZとMR-WX61Z、MR-WX53Zが8月26日、MR-WX48Zが8月30日、JXシリーズのMR-JX61ZとMR-JX53Zが9月15日、MR-JX48LZが9月30日となっている。カラーはWXシリーズがクリスタルホワイト、クリスタルロゼ、クリスタルブラウンの3色、JXシリーズがローズゴールドとロイヤルウッドの2色。