一般社団法人日本ワーキング・ホリデー協会は10日、2015年度ワーホリ人気職業ランキングの結果を発表した。期間は6月18日~26日。対象は同協会セミナー参加者109名。
オーストラリアで「ファーム(農牧場)」の仕事が注目
「2015年海外でやってみたい職業ランキング」の結果、第1位は「カフェ店員」(62.5%)だった。特に、近年オーストラリアでは、コーヒー文化が浸透していることから、バリスタ資格のため留学する人も増えているという。
続く、第2位は「日本食以外のレストランの店員」(40.4%)。日本語を使う頻度が多い日本食レストランで働くことは敬遠される傾向にあるが、レストラン店員としての仕事は様々な経験を積めることから、人気だという。
第3位は「ファーム(農牧場)」(37.5%)となった。ワーキングホリデーの人気渡航先ランキング1位のオーストラリアでは、政府が認定する第一次産業(農業・畜産業等)の職場で、特定期間(88日)働くと、滞在期間を通常の1年から2年に延長することができることから注目されている。
また、同協会は6月26日時点でのワーキングホリデー協定国の「最低賃金ランキング」も発表した。賃金が最も高額だったのは、「デンマーク」「ノルウェー」で、ともに2,000円だった。
ただし、所得税や消費税などにより手取りベースで比較すると約1,200円となるため、3位の「オーストラリア」1,500円が最も高くなる。